給与計算のしかた

給与計算のしかたを、うさぎ、ぱんだと学ぶブログです。

タグ:端数処理



okutankao

厚生年金保険料を計算したけど、
折半額は9,454.64円で、これもまた端数が出ているよね。

ponkao
そうだね。厚生年金保険料も、端数計算をするよ。
健康保険料の端数計算と同じだよ。

okutankao

銀行振り込みで支払われる場合は、50銭以下の場合は切り捨て、
50銭を超える場合は切り上げだったよね。

ponkao
現金で手渡しされる場合は、端数が50銭未満の場合は切り捨て、
50銭以上の場合は切り上げ。
要は四捨五入をするんだったね。

okutankao

実際にやってみよう。


ponkao
まず銀行振り込みで支払われるケース。
折半額は9,454.64円だから、端数は50銭を超えている。
従って、9,455円になるね。

okutankao

手渡しの場合も同じだね。
折半額は9,454.64円を四捨五入して、9,455円になるね。

ponkao
これが折半額9,454.50円だったとしたら、
どうなるんだっけ?

okutankao
銀行振り込みの場合は、50銭を超えた場合が切り上げだから、
50銭ぴったりの場合は切り捨てだね。9,454円だ。
手渡しの場合は、四捨五入だから9,455円になるよ。

ponkao
そうだね。折半額が9454.51円だったら、銀行振り込みの場合も
切り上げられて9,455円になるんだったね。
⇒社会保険料の端数はどう処理すればいいの?【1】

okutankao

端数処理によって、折半額が9,454円になった場合、
全額18,909.28円と折半額の間に差額が生じるんだよね。

ponkao
折半額は全額の半分だけど、端数処理されたから9,454円×2が
18,909.28円にはならなくなったからね。

okutankao

この半端な0.28円は、会社側が負担するんだったね。
⇒社会保険料の端数はどう処理すればいいの?【2】

ponkao
そう。会社が納付する保険料にも端数がある場合は、
端数を切り捨てた額を納付するんだ。



okutankao
パンダちゃん。 
社会保険料の端数はどう処理すればいいの?【1】で健康保険料の自己負担額に
端数があった場合、どうすればいいのかを勉強したよね。 

ponkao 
うん。 例えば、お給料が銀行振り込みの場合は、
50銭以下の場合は切り捨て、50銭を超える場合は切り上げだったね。

okutankao 
自己負担額の端数処理を行うと、全額の費用との間に差が出るよね。
例えば、自己負担額5,153.2円を端数処理すると、5,153円だよね。
本来納付しなくちゃいけない健康保険料全額は10,306.4円だから、0.4円
足りないよね。⇒社会保険料率とは?

ponkao
自己負担額と全額との差額は、会社負担になるよ。


okutankao

じゃあ例えば、会社が納付する保険料の金額が10,306.4円だったとするよね。
この時0.4円はどうするの?

ponkao
端数を切り捨てた額を納めることになるよ。





okutankao
ねぇパンダちゃん、 社会保険料率とは?で計算した、
うさの負担分(折半額)は 5,153.2円だったよね。
これって端数はどうすればいいの?

ponkao
被保険者負担分の端数は、その社員へのお給料が銀行振り込みで
支払われるのか、手渡しで支払われるのかによって処理が異なるんだ。

okutankao

銀行振り込みで支払われる場合は?


ponkao
50銭以下の場合は切り捨て、50銭を超える場合は切り上げ
1円になるよ。

okutankao

現金で手渡しされる場合は?


ponkao
端数が50銭未満の場合は切り捨て、50銭以上の場合は切り上げて
1円になる。
要は、端数を四捨五入すればいいよ。


◆銀行振り込みの場合の端数処理                      

okutankao

 社会保険料率とは?で計算した、被保険者である
うさの負担分(折半額)は 5,153.2円だったよね。

ponkao
給与が銀行振り込みの場合、端数が50銭以下の場合は切り捨て、
50銭を超える場合は切り上げになる。

okutankao

50銭っていくら?
0.5円と同じ?

ponkao
そう。50銭は1円の半分だから、0.5円だよ。
つまり、5153.2円の端数は0.2円、0.5円以下だから切り捨てになって、
折半額は5,153円になる。

okutankao

じゃあ仮に、5153.5円だったらどうなるの?


ponkao
5153.50円ということかな?


okutankao

ええ?う、うん。


ponkao
5153.50円だったら、端数は50銭以下となるから、
端数処理後の金額は5,153円になるよ。
でも、5153.51円だったら・・・

okutankao
ああそうか、50銭を超えているから、切り上げて
5,154円になるんだね。
ややこしいな。


◆現金手渡しの場合の端数処理                      

ponkao
お給料を現金で手渡しして渡す場合は、端数が50銭未満の場合は切り捨て、
50銭以上の場合は切り上げる。

okutankao

端数が50銭に満たない場合は切り捨てて、50銭以上だったら切り上げる・・・


ponkao
ざっくりいうと、端数を四捨五入すればいいということだ。


okutankao

社会保険料率とは?で計算した、被保険者である
うさの負担分(折半額)5,153.2円は、四捨五入すると5,153円になるね。

ponkao
そうだね。
じゃあ仮に、5153.49円だったら?

okutankao

5,153円だね。
そうか、5153.49円の場合、端数は50銭に満たないね。

ponkao
じゃあ、5153.50円だったら?


okutankao

50銭以上は切り上げるから、5,154円になるんだね!


ponkao
もしも、会社と被保険者の間に特約がある場合は、その特約に基づいて
端数処理をすることができるよ。

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