雇用保険料率っていうのは、雇用保険料を計算するときに使う
ものだよね。
そう。雇用保険料の計算方法とはでも勉強したけれど、
雇用保険料は、毎月の給与総額 × 雇用保険料率 で計算する。
給与の総額が変わると、雇用保険料も変わるんだったね。
雇用保険料率は原則、毎年4月1日に改定が行われるんだ。
雇用保険受給者の人数や積立金の状況によって、料率が変更される年と
されない年があるから、改定情報はきちんとつかんでおこうね。
ふむふむ。
で、平成29年4月1日の改定(平成30年3月31日まで)では、
雇用保険料率は下記の表のとおりなんだね。
雇用保険料率 | 事業主(会社)負担 | 労働者(被保険者)負担分 | |
一般の事業 | 0.9% | 0.6% | 0.3% |
農林水産・ 清酒製造業 | 1.1% | 0.7% | 0.4% |
建設業 | 1.2% | 0.8% | 0.4% |
そう。雇用保険料は、会社と社員、つまり雇用保険の被保険者とで分担して
負担するんだ。
例えば「一般の事業」なら、雇用保険料率は0.9%だね。
これは、会社負担0.6%と労働者負担0.3%の合計なんだね。
じゃあうさちゃんに問題です。
「一般の事業」に該当する会社の、とある月の給与計算で、
社員さんの雇用保険料を計算する計算式を答えてください!
えっ・・・ええっと・・・
雇用保険料は、毎月の給与総額 × 雇用保険料率だから・・・
社員さんのその月の給与総額 × 雇用保険料率0.3%かな?
そうだね。
被保険者負担分をかけるんだね。
ふむふむ。なるほど!